2010年以降の日本人宇宙飛行士
山崎直子は日本人では最後のスペースシャトル搭乗者で、それ以降の日本人宇宙飛行士はソユーズやスペースX社のクルードラゴンでISSに向かった。山崎は長期滞在(2009年12月20日〜2010年6月2日)中の野口聡一と2週間ご一緒した。古川聡の1回目の滞在で日本人飛行士の宇宙滞在日数は米露に次いで3位に上がった(読売新聞 2011年7月23日付)。古川は専門の医学分野を中心に、きぼう実験棟で68件の実験を行った(産経新聞 2011年11月23日付)。星出彰彦は滞在中に到着したこうのとり3号(2012年7月21日発射)をロボットアームで捕まえる作業を担当した。星出は2回目の滞在ではISS船長をつとめた。若田光一は2013〜14年の長期滞在で日本人初のISS船長をつとめ、2022〜23年の長期滞在で日本人最多の5回の宇宙飛行を行い、宇宙滞在日数も504日で最長となった。油井亀美也はこうのとり5号(2015年8月19日発射)のドッキング作業を担当した。野口聡一は3度目の滞在で星出彰彦と短期間ご一緒した。第73次長期滞在(2025年4月19日〜12月9日)では、油井亀美也と大西卓哉が長期間ご一緒した。
山崎直子 2010年4月5〜20日
古川 聡 2011年7月7日〜11月22日、2023年9月27日〜2024年4月6日
星出彰彦 2012年7月15日〜11月19日、2021年4月23日〜11月9日
若田光一 2013年11月7日〜2014年5月14日、2022年9月29日〜2023年3月28日
油井亀美也 2015年7月22日〜12月11日、2025年4月19日〜2026年7月26日
大西卓哉 2016年7月7日〜10月30日
金井宣茂 2017年12月17日〜2018年6月3日
野口聡一 2020年11月15日〜2021年5月2日
2010年以降の中国人宇宙飛行士
2000年代に宇宙に行った6人の中国人宇宙飛行士のうち、楊利偉以外の5人は2012年の神舟9号以降で再び宇宙旅行をした。その後も続々と宇宙飛行士が誕生しており、女性は劉洋、王亜平、王活沢、黎家盈の4人である。天宮1号とドッキングした神舟9,10号は2週間程度の滞在だったが、天宮2号とドッキングした神舟11号は1ヶ月、神舟12号は3ヶ月、神舟13号以降は6ヶ月の長期宇宙滞在となり、中国の宇宙進出は最終段階に入った。
景海鵬 神舟9号、神舟11号、神舟16号
劉旺 神舟9号
劉洋 神舟9号、神舟14号
聶海勝 神舟10号、神舟12号
張暁光 神舟10号
王亜平 神舟10号、神舟13号
陳冬 神舟11号、神舟14号、神舟20,21号
湯洪波 神舟12号、神舟17号
叶光富 神舟13号、神舟18号
蔡旭哲 神舟14号、神舟19号
鄭清明 神舟15号
張陸 神舟15号
朱楊柱 神舟16号
桂海潮 神舟16号
唐勝傑 神舟17号
江新林 神舟17号
李聡 神舟18号
李広蘇 神舟18号
宋令東 神舟19号
王活沢 神舟19号
陳中瑞 神舟20,21号
王杰 神舟20,21号
武飛 神舟21,22号
張洪章 神舟21,22号
張志遠 神舟23号
黎家盈 神舟23号
有人宇宙船である神舟と宇宙ステーション天宮は全て長征2号F型で打ち上げられている。初代ステーション天宮1号は神舟8号との無人ドッキング、神舟9,10号との有人ドッキングに成功した。天宮1号はいわばドッキング技術練習用で、天宮2号が上がると用済みになり、2018年に大気圏に再突入して廃棄された。
2011年09月29日 長征2号F-T1 天宮1号
2011年11月01日 長征2号F遥8 神舟8号(2011年11月17日帰還)
2012年06月16日 長征2号F遥9 神舟9号(2012年06月29日帰還)
2013年06月11日 長征2号F遥10 神舟10号(2013年06月26日帰還)
2016年09月15日 長征2号F-T2 天宮2号
2016年10月17日 長征2号F遥11 神舟11号(2016年11月18日帰還)
2017年04月20日 長征7号遥2 天舟1号
2020年05月05日 長征5号B遥1 次世代有人宇宙船試験機
2021年04月29日 長征5号B遥2 天和コアモジュール
2021年05月29日 長征7号遥3 天舟2号
2021年06月17日 長征2号F遥12 神舟12号(2021年09月17日帰還)
2021年09月20日 長征7号遥4 天舟3号
2021年10月16日 長征2号F遥13 神舟13号(2022年04月16日帰還)
2022年05月09日 長征7号遥5 天舟4号
2022年06月05日 長征2号F遥14 神舟14号(2022年12月04日帰還)
2022年07月24日 長征5号B遥3 問天実験モジュール
2022年10月31日 長征5号B遥4 夢天実験モジュール
2022年11月12日 長征7号遥6 天舟5号
2022年11月29日 長征2号F遥15 神舟15号(2023年06月04日帰還)
2023年05月10日 長征7号遥7 天舟6号
2023年05月30日 長征2号F遥16 神舟16号(2023年10月31日帰還)
2023年10月26日 長征2号F遥17 神舟17号(2024年04月30日帰還)
2024年01月17日 長征7号遥8 天舟7号
2024年04月25日 長征2号F遥18 神舟18号(2024年11月04日帰還)
2024年10月30日 長征2号F遥19 神舟19号(2025年04月30日帰還)
2024年11月15日 長征7号遥9 天舟8号
2025年04月24日 長征2号F遥20 神舟20号(2026年01月19日帰還)
2025年07月15日 長征7号遥10 天舟9号
2025年10月31日 長征2号F遥21 神舟21号(2025年11月14日帰還)
2025年11月25日 長征2号F遥22 神舟22号(2026年05月29日帰還)
2026年05月11日 長征7号A遥11 天舟10号
2026年05月24日 長征2号F遥23 神舟23号(滞在中)
天宮2号は2016年9月に打ち上げられ、10月には神舟11号とドッキングした。翌年4月には無人補給船である天舟1号とのドッキングにも成功した。天舟シリーズは10号まで打ち上げられ、全て成功している。2020年5月打ち上げの次世代有人宇宙船試験機は神舟の後継機候補で、無人での飛行と地上帰還実験に成功した。その後、天宮2号には天和、問天、夢天といったモジュールが接続され、居住性もかなり向上したらしい。2021年10月の神舟13号以降は、中国の宇宙ステーション(CSS)は無人になったことがない。

初期の宇宙飛行士は軍人のみだったが、2023年の神舟16号からは民間人のペイロード・スペシャリストも搭乗するようになった。桂海潮は工学者で北京航空航天大学教授、王浩沢と王杰は宇宙推進技術研究院研究員、武飛は中国航天科技集団有限公司の技師、張洪章は中国科学院大連化学物理研究所の研究員、黎家盈は香港警察の警司だった。






